飼っている猫のフード選びで、多くの飼い主が迷うのが「ロイヤルカナンとヒルズ、どっちがいいの?」ではないでしょうか?
動物病院で「おすすめのフード、何がいいですか?」と聞くと、ほとんどの獣医がロイヤルカナンかヒルズを勧めます。獣医師が勧めるから安心と思う一方で、何か裏で結託しているに違いないと疑いたくもなります。
そこで、この記事では、果たしてロイヤルカナンとヒルズ、どちらが本当に優れたキャットフードなのかを詳しく解説します。
ロイヤルカナンやヒルズがおススメな理由や、両フードの口コミ、ロイヤルカナンやヒルズに代わるおススメフード、なども紹介します。
ロイヤルカナンかヒルズか、迷っている飼い主は、ぜひ参考にしてみてください。
- 獣医師がロイヤルカナンとヒルズを推薦する理由
- ロイヤルカナンとヒルズの猫用フードの特徴と人気の秘密
- ロイヤルカナンとヒルズの口コミ評価とユーザーの意見
- ロイヤルカナンやヒルズに代わるキャットフードの選び方
獣医師がロイヤルカナンとヒルズを推薦する理由
動物病院に連れて行ったことがある猫の飼い主なら、一度は獣医師からロイヤルカナンかヒルズのキャットフードを勧められたことがあるのではないでしょうか?
多くの獣医師がロイヤルカナンとヒルズを推薦するのには、いくつかの明確な理由があります。
両フードとも実証実験のデータがそろっている
まず、どちらもも科学的な研究と臨床試験に基づいてフードを開発していて、獣医師が信頼できるデータが豊富にそろっていることです。
ロイヤルカナンとヒルズのほかにも、例えば腎臓病や心臓病、肥満対策用のフードはたくさん販売されています。しかし、実際の効果がデータで示されているフードは意外と少ないのです。
ロイヤルカナンとヒルズはそれぞれ、ペットの健康と栄養に関する広範な研究を行い、その成果を製品に反映させています。
体重管理に効果があるとされるフードでも、実際にそのフードを使って、どれぐらいの期間でどれぐらい体重に変化が見られたかをしっかり実証データとして提示されています。
このように、各フードの臨床データがそろっていると、獣医師として安心して飼い主に勧めやすいのです。
両社とも長い歴史の中で大きな問題が起こっていない
第二の理由としては、会社自体の歴史が長いこと。
ロイヤルカナンもヒルズも昔からある会社で、これまで数多くの動物病院が飼い主に勧めてきました。
その歴史の中で、一度も大きなトラブルとか問題が起こっていません。
効果が実証されていて、歴史的にもトラブルがないフードがあるのに、わざわざ新しい会社の効果のほどが明らかでないフードを勧める理由はありません。
メーカーと獣医師との信頼関係が確立されている
また、ロイヤルカナンもヒルズも、獣医師を招いたセミナーや勉強会を主催しています。
つまりペットについての深い研究を行っていることに加え、セミナーなどを通じてロイヤルカナンやヒルズの担当者たちといろいろな会話をするため、お互いの信頼関係が築かれていることも大きな理由です。
こうした理由から、多くの獣医師はロイヤルカナンとヒルズを推薦しているのです。
特別なキックバックがあるわけではない
「ロイヤルカナンやヒルズをたくさん売ったからといって、特別なインセンティブやキックバックがあることはありません」とある獣医師は話します。
もちろん、メーカーからの卸値に、多少の利益分を上乗せして販売しますが、それはどの商売でも、どの商品でも同じこと。
売上を増やすなら、フードを売るより、注射を1本打つ方がはるかに儲かるといいます。フードの場合、それほどの利益はないうえに、在庫を保管するために広いスペースが必要です。注射なら、利益率も高く、保管スペースも少なくて済むのです。
つまり、獣医師がロイヤルカナンやヒルズを勧める理由をまとめると…
- 実証実験のデータがそろっているので安心
- 獣医師とメーカーとの信頼関係ができている
- 長い歴史のなかで、大きなトラブルが起こっていない
…の3点となります。
ロイヤルカナン vs ヒルズ【猫用フード】:特徴と人気の秘密
ロイヤルカナンとヒルズは、いずれも高品質なペットフードブランドですが、それぞれに異なる特徴があります。
両社はそれぞれ異なるアプローチでペットフードを提供しており、飼い主はペットの健康状態や嗜好性、ライフステージに応じて最適なフードを選ぶことが重要です。
【ロイヤルカナン】年齢、猫種、健康状態に応じた豊富なラインナップ
ロイヤルカナンが多くの飼い主におすすめな理由は、製品の多様性と科学的な根拠に基づいた栄養設計にあります。
ロイヤルカナンは非常に細分化された製品ラインを持っており、特定の猫種や犬種、さらには特定の健康状態に対応する製品を提供しています。
例えば、シャム猫用やメインクーン用の専用フードがあり、それぞれの種の特性に合わせた栄養バランスが考慮されています。
猫の年齢や健康状態に応じたラインアップも豊富です。例えば、子猫用、成猫用、高齢猫用のフードがあり、それぞれのライフステージに必要な栄養素をバランスよく含んでいます。
また、特定の健康問題を持つ猫に対しても、専用の療法食が用意され、飼い主は自分の猫に最適なフードを簡単に見つけることができます。
具体的な例として、ロイヤルカナンの「ユリナリーS/O」は、尿路結石の予防と管理に効果的なフードです。この製品は尿の酸性度を調整し、結石の形成を防ぐ設計がなされています。これにより、猫の健康を維持し、病気の再発を防ぐことができます。
さらに、フードの嗜好性にこだわり、ペットが好んで食べるように風味や食感のバリエーションが豊富で、選択肢が多いのも特徴の一つ。食が細い猫や偏食の猫でもしっかりと栄養を摂取できるよう工夫されています。
また、製品の安全性と品質管理にも厳しく取り組んでおり、安心して与えられるフードとして信頼されています。
このように、ロイヤルカナンは科学的なアプローチと実績に基づいた製品を提供しており、飼い主と猫の両方にとって多くのメリットをもたらしています。
【ヒルズ】臨床試験に基づいた療法食に強み
ヒルズは科学的根拠に基づいた製品開発を重視しており、特に療法食において強みを持っています。中でもシニア猫や病気を持つ猫に適した製品を多くそろえています。
ヒルズが多くの獣医師や飼い主に支持される理由は、その科学的なアプローチと製品の品質にあります。
ペットの健康維持を目的とした「サイエンスダイエットシリーズ」や、特定の病気に対応する「プリスクリプションダイエットシリーズ」は、最新の栄養学と臨床研究に基づいて開発されており、病気の予防や管理に効果的です。
これらの製品は臨床試験に基づいて作られており、消化器や腎臓の健康サポートに効果的です。
また、消化器や腎臓、皮膚の健康サポートに特化した製品を多く提供しており、これらの問題を抱える猫にとって非常に有用です。
例えば、「ヒルズ c/d」は、尿路結石の管理に役立つ製品であり、尿のpHバランスを調整して結石の形成を防ぎます。これにより、猫の健康を長期的にサポートすることができます。
品質管理においても非常に厳格で、使用する原材料の安全性と栄養価を保証しているので、飼い主は安心して愛猫に与えることができます。
ヒルズの製品は嗜好性が高く、多くの猫が好んで食べるため、栄養摂取がスムーズに行われます。
例えば、「ヒルズ プリスクリプションダイエット k/d」は、腎臓病の猫に特化したフードで、腎機能の低下を抑え、寿命を延ばすことが臨床的に証明されています。このような製品は、猫の健康管理に大いに役立ちます。
このように、ヒルズは科学的な根拠に基づいた製品開発と厳格な品質管理により、猫の健康を支える優れたフードを提供しているため、多くの飼い主に支持されています。
消化器サポートフードの違い
ロイヤルカナンとヒルズの消化器サポートフードは、猫の消化器系の健康を維持するために特別に設計されています。
ロイヤルカナンの消化器サポートフードは、特に消化吸収率を高めることを重視。「ロイヤルカナン 消化器サポート」は、消化が容易な高消化性の成分を使用しており、消化器が弱い猫にも適しています。
さらに、この製品には、腸内環境を整えるための特別な繊維ブレンドが含まれており、健康な便の形成を助けます。
一方、ヒルズの消化器サポート製品は、繊維質とプレバイオティクスを豊富に含んでおり、消化を助けるとともに腸内フローラのバランスを整えることを目指しています。
例えば、「ヒルズ プリスクリプションダイエット i/d」は、消化器疾患を持つ猫に対して高い効果を発揮し、短期間で症状の改善が見られることが臨床的に証明されています。
両ブランドの製品はそれぞれに特化した成分配合と栄養バランスを持っており、猫の消化器健康を総合的にサポートします。ロイヤルカナンは高消化性成分と特別な繊維ブレンドによる消化吸収の向上を図り、ヒルズはプレバイオティクスと繊維質による腸内フローラの調整を強調しています。
このように、どちらの製品も猫の消化器健康に対するアプローチは異なりますが、いずれも高い効果が期待できる優れたフードです。
尿路結石対策フードフードの違い
尿路結石は猫にとって非常に厄介な問題であり、その対策として適切なフードを選ぶことが重要です。
ロイヤルカナンとヒルズともに、尿路結石の予防と管理に特化したフードを提供しています。
まず、ロイヤルカナンの「ユリナリーS/O」は、尿の酸性度を適切に保つことでストルバイト結石の形成を防ぐことを目指しています。
この製品は、ナトリウム含有量を調整し、飲水量を増やすことで尿量を増やし、結石が形成されにくい環境を作ります。さらに、カルシウムの吸収を制限することで、シュウ酸カルシウム結石のリスクも軽減しています。
一方、ヒルズの「c/d マルチケア」は、尿のpHバランスを維持し、ストルバイトとシュウ酸カルシウム結石の両方を防ぐために設計されています。
この製品には、特定のアミノ酸やミネラルが含まれており、結石の再発リスクを低減します。さらに、抗酸化成分やオメガ3脂肪酸も配合されており、総合的な健康サポートも期待できます。
どちらの製品も、猫の尿路結石の予防と管理に高い効果を発揮することから、飼い主は猫の具体的な健康状態やニーズに合わせて選ぶと良いでしょう。
腎臓サポートフードの違い
ヒルズとロイヤルカナンは、どちらも猫の腎臓の健康をサポートするための特別なフードを提供しています。それぞれのアプローチに違いがあり、どちらが適しているかは猫の具体的な健康状態によります。
一方、ロイヤルカナンの「腎臓サポート」は、腎機能が低下している猫に必要な栄養素をバランス良く配合。低リン・低ナトリウムで設計されており、腎臓の健康を維持するための特別な配合がされています。
さらに、このフードは猫の食欲を刺激するために高い嗜好性を持つよう工夫されており、腎臓病で食欲が落ちた猫にも食べやすいようになっています。
ヒルズの腎臓サポートフード「プリスクリプションダイエット k/d」は、腎臓の負担を軽減し、腎臓病の進行を遅らせ、猫の生活の質を向上させることを目指しています。
具体的には、高品質なタンパク質を使用し、腎臓に負担をかけずに筋肉量を維持することができます。
このフードも低リン・低ナトリウムでありながら、必要な栄養素をしっかりと提供します。
ロイヤルカナン vs ヒルズ【猫用フード】:利用者の評価
- ロイヤルカナン(猫用)の口コミに見る実際の評価
- ヒルズ (猫用) 口コミに見る実際の評価
- ロイヤルカナン、ヒルズ に 代わるキャットフードとその選び方
ロイヤルカナン(猫用)の口コミに見る実際の評価
ロイヤルカナンの猫用フードに対する口コミは、全体的に高評価が多いですが、一部には改善の余地があるという声も見られます。
まず、多くの飼い主が評価する点は、その高い嗜好性とバリエーションの豊富さです。ロイヤルカナンは、猫の年齢、品種、健康状態に応じた多様な製品ラインナップを提供しており、特定のニーズに合ったフードを見つけやすい点が好評です。
例えば、「ユリナリーS/O」を使用している飼い主からは、尿路結石の再発が減ったという報告が多く、健康管理に役立っているとの声が寄せられています。
リピーターです。かかりつけの獣医さんからの指示で、与えています。年1回の健康診断でも、心配しているストロバイトの数値も問題なく過ごしています。これからも続けて、与えたい療法食です。
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膀胱炎を患った成猫♂ですが、通院・加療時は、ユリナリーS/Oでしたが、薬効により症状軽減、病後のケアとして、オルファクトリーライトに切り替えを勧められました。今のところ安定して食べてくれているので、そのまま継続しています。
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また、特定の猫種に合わせたフードも人気があり、「メインクーン専用フード」などは、その猫種に特化した栄養バランスが評価されています。
一方で、飼い主たちの不満の中で最も多いのは価格の高さです。ロイヤルカナンの製品は高品質である分、他のブランドに比べて価格が高めに設定されており、特に多頭飼いや長期的な利用にはコストがかさむという声があります。
どんどん値上がりしていきますね。いやになります。でも我が家の家族であるねこちゃんが気にいっているので、泣く泣く購入しています。安くしてほしいです。!!
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特に、穀物を含む製品に対しては、穀物アレルギーを持つ猫には適さないという意見もあります。
また、成分に対する懸念も一部で見られます。具体的には、ロイヤルカナンの一部の製品に含まれる穀物やBHAなどの酸化防止剤に対して、猫の健康に悪影響を及ぼす可能性があるという指摘があります。これに対して、ロイヤルカナンは厳格な品質管理を行っており、使用される成分の安全性を保証していますが、ナチュラル志向の飼い主にとっては気になる点かもしれません。
それでも、ナチュラル志向の飼い主にとっては気になる点かもしれません。
総じて、ロイヤルカナンの猫用フードは、その高い嗜好性と専門的な製品ラインナップにより、多くの飼い主から信頼されています。ただし、価格や成分に関する個別の懸念もあるため、猫の具体的なニーズに応じて慎重に選ぶことが重要です。
ヒルズ (猫用) 口コミに見る実際の評価
ヒルズの猫用フードに対する口コミも全体的に高評価が多く寄せられています。
まず、飼い主たちが特に評価している点は、ヒルズ製品の科学的根拠に基づいた配合です。多くの飼い主は、ヒルズのサイエンスダイエットやプリスクリプションダイエットシリーズを使用しており、これらの製品が猫の健康をサポートするために効果的であると報告しています。
例えば、腎臓サポートの「k/d」フードを使用している飼い主からは、腎機能の改善や病気の進行が鈍化したという声が多く聞かれます。
Hillsのエビデンスあってこそのペットフード業界なので
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どんな事があっても我が子へはHills以外あり得ないのと、
世界初の療法食の発祥がこの「K/D」です。
血液検査で多少オーバーする事も13歳を超えた辺りからしばしばありましたが、
16歳以降でも腎臓(CRE/BUN)の数値はk/dのお陰で落ち着いてます。
腎臓が悪いという事で動物病院から勧められて病院では2kgを購入しました。
血液検査での数値BUN(Blood Urea Nitrogen=血中の尿素に含まれる窒素の量)は、血中の尿素に含まれる窒素の量の数値が『20.9』となり、基準範囲の17.6ー28mg/dLの範囲内でした。9カ月前は『30.3』だった為、これからも続けていきたいと思います。
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消化器サポートの「i/d」を使用している飼い主も、猫の消化状態が改善し、体調が安定したとの報告が多数寄せられています。これらの製品は、獣医師の推奨を受けて使用するケースが多く、信頼性の高さがうかがえます。
また、コスパがよく、ロイヤルカナンよりは安価のため、ヒルズに乗り換えたという飼い主も多くいます。
多頭飼いなので少しでもお得に購入できて助かります。飽きさせないためにいつものフードと違うものを用意したのですが、バクバク食べてくれるているので良かったです。
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3歳と4歳の成猫2匹用にロイヤルカナンの太った猫用のものを買ってましたが高騰に伴い切り替え。
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いろいろ栄養バランスを見比べてこの製品が近かったのでこちらを購入
もともと好き嫌いする子たちじゃなかったので普通に美味しそうに食べてます
一方で、ヒルズ製品に対する否定的な口コミも存在します。
また、一部の飼い主は、フードの嗜好性に関して猫が飽きやすいと感じることもあります。さらに、穀物を含む製品に対しては、穀物アレルギーを持つ猫には適さないとの指摘も見られます。
ヒルズのフードには穀物が含まれている製品が多く、この点についての懸念が示されています。
猫は肉食動物であり、穀物の消化が難しいとされています。そのため、穀物アレルギーを持つ猫や、穀物の摂取を避けたい飼い主にとっては、ヒルズのフードが適していないと感じる飼い主もいるようです。
しかし、グレインフリーフードのほうが、穀物を含有しているフードより健康にいいという科学的な根拠はいまのところ存在していません。
ヒルズも公式サイトで見解を示しています。
グレインフリーのペットフードは、複数の穀類にアレルギーがある場合には、選択肢の1つとなります。食物アレルギーが疑われる場合には、動物病院でアレルゲンの確定診断をしてもらってから利用するといいでしょう。
(中略)
ペットフードはきちんと加熱調理され炭水化物もアルファ化されていますので、食べても問題なく体内で利用されるのです。猫も犬と同様にアルファ化された穀類由来のデンプンであれば消化吸収できることが分かっています。ただし、猫は完全な肉食動物であるため、雑食動物の犬と比べて炭水化物の利用が上手ではありません。そのため、食事中の炭水化物の含有量は40%以内を目安にすると良いでしょう。
穀物に対する食物アレルギーがあるなど、穀物をさけるべき理由がある場合、グレインフリーのペットフードは食事の選択肢として有効です。しかしながら、健康な犬猫がグレインフリーの食事を摂取することについては特にメリットはありません。また、炭水化物源としての穀物を減らすことで、相対的にタンパク質の含有量が増えてしまうと、高齢期の犬猫にとっては内臓に負担がかかることもありますので注意が必要です。
ヒルズ公式サイト
総じて、ヒルズの猫用フードは、科学的根拠に基づいた高品質な製品として、多くの飼い主に支持されています。ただし、価格や成分に関する個別の懸念もあるため、猫の具体的なニーズに応じて慎重に選ぶことが重要です。
ロイヤルカナン、ヒルズ に 代わるキャットフードとその選び方
ロイヤルカナンやヒルズに代わるフードを探す場合、いくつかのポイントを考慮することが重要です。
まず、猫の健康状態や特定のニーズを満たすフードを選ぶこと。例えば、特定の病気やアレルギーを持っている猫には、その状態に適した療法食を選ぶ必要があります。
アカナ・オリジンなどのブランドは、高品質な原材料を使用したさまざまなフードを展開し、穀物を含まないグレインフリーフードも提供しています。
また、添加物や保存料を極力使用しない方針を取っているのも、健康志向の飼い主に支持されている理由の一つです。
もう一つの選択肢としては、ピュリナワンがあります。
コストパフォーマンスが高く、幅広いラインナップを揃えています。ピュリナワンの製品は、栄養バランスに優れ、日常的な健康管理に適しているため、多頭飼いの家庭にもおすすめです。
フードを選ぶ際のポイントとして、成分表を確認し、猫にとって有害な成分が含まれていないかをチェックしましょう。さらに、フードの切り替えは徐々に行うことが推奨されており、少しずつ新しいフードを混ぜて与えることで猫の消化器官が適応しやすくなります。
ロイヤルカナン vs ヒルズ【猫用フード】:結局どっち?
ロイヤルカナンとヒルズのどちらがよりおすすめかは、猫の個々のニーズや健康状態によります。両ブランドともに優れた特徴を持っており、どちらを選ぶかは飼い主の状況と猫の特性に応じて判断するのが最善です。
【ロイヤルカナン】幅広いラインアップの一方、価格は高め
ロイヤルカナンは非常に多様な製品ラインを持っています。
特定の猫種、年齢、健康状態に応じた製品が揃っているため、飼い主は猫の個々のニーズに最適なフードを見つけやすいでしょう。
例えば、シャム猫専用やメインクーン専用のフードがあり、それぞれの品種特有の健康ニーズに対応しています。また、尿路結石や肥満、消化器トラブルなどの特定の健康問題に対応する療法食も豊富に揃っているのが特徴です。
また嗜好性が高く、多くの猫が好んで食べるため、偏食の猫や食が細い猫にも適しています。
こうした猫種や健康状態に応じたフードを探している飼い主には、ロイヤルカナンが最適です。
ただし、ロイヤルカナンは価格が高めであり、特に長期的な使用や多頭飼いの家庭ではコストがかさむ可能性があります。また、穀物を含む製品が多いため、穀物アレルギーを持つ猫には向いていません。さらに、BHAなどの酸化防止剤を使用している点が気になる飼い主には不向きかもしれません。
【ヒルズ】コスパが高いが穀物使用フードも多い
一方、ヒルズは科学的根拠に基づいた製品開発を行っており、特に療法食に強みを持っています。
ヒルズのサイエンスダイエットシリーズやプリスクリプションダイエットシリーズは、腎臓病や消化器疾患などの特定の病気に対する管理食として高く評価されています。
これらの製品は臨床試験を通じてその効果が証明されており、獣医師からも高く評価されています。腎臓病や消化器疾患などの特定の病気を持つ猫に対して、ヒルズのプリスクリプションダイエットシリーズは非常に効果的です。例えば、「k/d」や「i/d」などの製品は、臨床試験に基づき猫の健康状態を改善することが証明されています。
一方で、ヒルズも穀物を含む製品が多く、穀物アレルギーを気にする飼い主には向いていないとも言えるでしょう。
最終的に、どちらのフードを選ぶかは、猫の健康状態、嗜好、予算などを考慮して決めることが重要です。ロイヤルカナンもヒルズも、それぞれに強みがあり、高品質なキャットフードとして多くの飼い主に信頼されています。飼い主としては、猫の具体的なニーズを見極めて最適なフードを選ぶことが、猫の健康と幸福を維持するために最も重要です。
ロイヤルカナンvsヒルズどっち?の総括
- ロイヤルカナンとヒルズは獣医師が推薦する信頼できるブランドである
- 両社は科学的な研究と臨床試験に基づいたフードを提供している
- ロイヤルカナンは特定の猫種や健康状態に対応する豊富なラインナップがある
- ヒルズは特に療法食に強みを持ち、科学的根拠に基づいた製品開発を行っている
- 両ブランドは長い歴史を持ち、大きなトラブルがない
- 獣医師とメーカーとの信頼関係が確立されている
- ロイヤルカナンとヒルズの製品は効果が実証されたデータが豊富にある
- ロイヤルカナンの「ユリナリーS/O」は尿路結石の予防と管理に効果的
- ヒルズの「c/d マルチケア」は尿路結石の管理に役立つ
- ロイヤルカナンのフードは嗜好性が高く、多くの猫が好んで食べる
- ヒルズのフードは腎臓や消化器の健康サポートに優れている
- ロイヤルカナンの製品は高消化性成分を使用している
- ヒルズの製品はプレバイオティクスを豊富に含んでいる
- ロイヤルカナンは価格が高めだが、製品のバリエーションが豊富である
- ヒルズはコストパフォーマンスが高く、多くの飼い主に支持されている
- 両ブランドのフードを選ぶ際は、猫の具体的な健康状態やニーズに応じて選ぶのが重要である